年代50代 | 家族構成夫婦 |
居住地千葉の里山・鋸南町に移住 | スタイル 移住 |
千葉市から車で約1時間の南房総・鋸南町に移住した武藤様ご夫婦。
地域密着のカイロプラクティックを営みつつ、600坪の広い敷地でゴーヤやきゅうり、トマトを育てて家庭菜園を楽しんでいる。
「海に近い里山に住んで、サーフィンを楽しみたかった」と語る武藤様ご夫婦に、南房総の鋸南町に移住したきっかけから田舎暮らしの楽しさについて伺った。
以前は千葉市にお住みだったとのことですが、千葉県内で移住したきっかけは何でしたか?
旦那様:移住の理由は、サーフィンが好きなので、海岸に近い場所に住みたかったからです。
千葉市に住んでいたときは、海まで1時間〜1時間半くらいかかっていました。
千葉市でカイロプラクティックをやっていたので、海に近い田舎に引っ越してサーフィンをやりつつ、地域密着のカイロプラクティックを始めるのもいいねと妻と話していたんです。
この家からなら、サーフィンができる岩井海岸まで10分くらいで行けますからね。
サーフィンができる海の近くに住みたかったということがきっかけだったんですね。移住後はどのくらいの頻度でやっているんですか?
旦那様:実は全然行けてないんですよね(笑)
嬉しいことにオープンしたカイロプラクティックにもたくさん患者さんが来てくれるし、草刈りや敷地の整備とかやることがいっぱいあるんです。
奥様:移住する前は、サーフィンに行ったり、釣りをしたり、温泉行ったり、いろいろやりたいと思っていました。
でも実際暮らしてみると、この家で過ごしているだけで楽しいんですよ。
もともと田舎暮らしへの憧れはあったんですか?
奥様:私は東京出身で、移住前は千葉市に住んでいたから、内房にはよく車でぶらっと来ていたんです。
東京から1時間くらいの距離なのにのどかな雰囲気があって、内房地域に住みたいなっていう憧れがありましたね。
特に内房がよかったんですね。海が近いこと以外に物件の条件はありましたか?
奥様:里山!私、里山にすごく憧れを持っていたんです。
どんな物件があるのかなと思って、「田舎暮らし 海」とか「里山 海近い」で検索していたかな。
そしてこの家を見つけて、「富士山が見える」って書いてあったのも魅力に感じたので、サーフィンの帰りに見に行きました。
ネットで物件を見つけた当時は、「5年後くらいに移住したいね」と話していたので、冷やかしのつもりでしたけど(笑)
でもね、家を見たら120%気に入っちゃったの!
旦那と「どうする!?」って話したんだけど、5年後にはさすがに売れちゃうと思って、購入を決めました。
家を見に行った当時はまだ購入するつもりはなかったんですね。気に入ったポイントはどこでしたか?
奥様:私たちが希望していた「海から近い 里山 平家 古民家 富士山が見える 内房」っていう条件を全部満たしてくれる場所だったんです。
見にきてみたら、敷地に入れる道の先にはうちしかないから、プライベートな空間でもある。
一応カーテンをつけてはいるんだけど、他人の目を気にする必要がないから閉めたことありません(笑)
移住前後で何か生活に変化はありますか?
奥様:外食やお惣菜を買うことが少なくなりました。前は食事を簡単に済ませることもあったのに、今は朝からきちんと食べてますね。
たぶん、庭で野菜を育て始めて、工夫して料理するようになったからかな。今まで、ゴーヤ、きゅうり、トマト、ナス、オクラ、サニーレタスとか育てました。
実は移住してきたとき、千葉市での生活とのギャップを感じてちょっと辛いときがあったんです。
千葉市だとたくさんスーパーがあるから、珍しい野菜や外国産のものを買う機会がありました。
でも移住後は行くスーパーが限られていて、売っているものも変わらないから、なんとなく「つまらないなぁ」と思っていました。
「じゃあ新鮮な野菜もあることだし、料理を工夫して楽しもう」と発想を変えてみたの。
収穫した野菜をいろいろな調理法、味付けでおいしく調理するところから始まって、ミート缶を使わないでミートスパゲティを作ったり、カレー粉を使わないでカレーを作ったり。
あと庭に生えていたふきのとうを天ぷらにしてみたり。
いろいろ工夫していくと楽しいんですよ。
新鮮な野菜を工夫して料理することに「楽しさ」を見出すようになったんですね。庭仕事や草刈りは嫌ではないですか?
奥様:最初は草刈りが大変で…虫もたくさんいるし…と思いましたが、今はそれが楽しいです。見たことのない虫や庭に咲く花は、今はみんなお友達のようで。
自然の中でないと体験できないことは、私にとってサファリパークみたいで楽しいんです。
旦那様:草刈りは大変ですが、綺麗になっていくと結果が見えるから気持ちいいですよ。
最初から鋸南町に絞って物件を探していたんですか?
旦那様:先に物件を見つけたから、もともと鋸南町に絞っていたわけではないです。
ところが、住んでみたら思ったより素敵な場所でした。海の色、空の広さ、雲の形、季節により咲く花と虫たち。千葉市に住んでいた時にはない季節感があります。
奥様:そうそう、もっと有名になっていい場所だと思います。
山奥のような雰囲気で自然いっぱいな場所なのに、スーパーや飲食店もあって利便性も低くない。
鋸南町として意識していたわけではなかったけど、高速道路を降りて見えてくる「安心する田舎」というイメージはありました。
住み始めて鋸南町の魅力を感じ始めたんですね。移住後はどんな過ごし方をされていますか?
奥様:千葉市でカイロプラクティックをしていたときの患者さんがいるので、月に4-5日くらいは千葉市に出張していますね。
あとは月1-2回くらいカイロプラクティックの講習で東京方面へ行っています。鋸南町は山奥の雰囲気があるのに、意外と東京や神奈川から近いんです。
空いていたら新宿までは1時間くらいでつけちゃいますよ。
旦那様:普段は患者さんを診させてもらったり、庭を整えたり、椅子に座ってボーッと外を眺めています。
自然の中にいるだけで楽しいんです。
鋸南リゾートでの購入の決め手は物件を気に入ったことでしょうか?
旦那様:鋸南リゾートさんに声をかけたのは物件に興味を持ったからだけど、購入した決め手は担当者の対応でした。
買い替えでこの家を購入するとき、担当してくれた方には本当にお世話になりました。
奥様:結構無理言ったと思いますよ。
買い替えは売るタイミングと買うタイミングが合わないと難しいですよね。鋸南リゾートの印象はいかがですか?
旦那様:鋸南リゾートさんは物件に自信を持っていると思いますよ。
奥様:親身に相談に乗ってくれる不動産会社さんです。
居間の押入れだった部分をスペースとして使いたいと伝えたら、すぐに大工さんを紹介してくれたり。
台風のときも瓦屋さんに連絡してくれて、助かりました。
私たち、移住前に鋸南町に知り合いがいたわけではないから、困ったときにすぐ頼っちゃってます。
以前の居住地・千葉市と比べると、田舎暮らしで不便を感じることはないですか?
奥様:生活してて困ることはあまりないですね。
強いて言うなら、洋服のお直し屋さんみたいなちょっとしたサービスを提供してくれるお店が見つからないことは不便かな。
結局前からお世話になっていた千葉のお店に持って行ったり、東京に行くときについでに済ませたり。
患者さんが地元の情報源で、おすすめの美容院やお菓子屋さんを教えてくれて、助かってます。
物件購入を考えている方たちに向けて、何かアドバイスはありますか?
旦那様:妥協したらダメだと思いますよ。どういう暮らしがしたいか、自分のライフプランをしっかりイメージすることですね。
鋸南町の物件は、新型コロナウイルス禍の今すごくおすすめだと思いますよ。
感染者も出ていないし、アクセスもいい。ワーケーションやリモートワークにいいと思います。